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福祉事情・ユニバーサル空港 [介護・仕事]

先日、海外へ留学する障害者を取り上げた番組が放映していた。

前半は『ダスキン障害リーダー研修』について

福祉先進国アメリカに障害者が留学する制度をまず紹介、留学生の生活ぶりを通して、
アメリカの福祉事情・バリアフリーを説明していた。

・公共機関などは9割が対応している。
・公衆電話でのオペレーターは無料対応(手話など)。
・学生、市民はみな『私に出来る事はありませんか?』と当たり前に手を差し伸べる。
など




 ちょうど今、ドラマ『1リットルの涙』を毎週見ている。
 先週の放送では、主人公が通っている学校にて、
 主人公がいることで授業が遅れ、受験に支障が来るから彼女を転校させろと
 保護者たちが教師・主人公の親に迫る場面があった。

 実話に基づいたドラマだが、本当にこんな状況があったかと思うと、
 なんか悲しくなった。
 こういう親がいるから、思いやりの心がなく、自己中心的な人が増えるんだろうな。
 アメリカのように、可能な限り一緒に生活していく、助け合いながら生活していく…
 そういう風土が希薄な国を物語っている気がした。






番組の後半は、数年前に開港した中部国際空港の話『ユニバーサル空港』について

障害者の方も基本設計の段階から参加(初めての事)、
その視点から作られた空港が、思わぬ効果になった。

障害者が使いやすい空間を作る事が、他の全ての人にも使いやすい生活空間になったと!
お年寄りも、子供も全ての人が使いやすい空港に出来上がったのだ。

主な例として…

■動く歩道
 通常よりも幅を広くして、車椅子の横をスーツケースを持った人がぶつからないで
 通り抜けられるようにした

 → ベビーカーも安心して動く歩道に乗れる事。

■トイレ
 入れ口を広げ車椅子の人が入りやすくした

 → スーツケースもそのまま一緒に入れられる効果に。

■トイレ
 緊急ボタン…倒れてしまった時も床から押せるように、ボタンを下に設置

 → 万が一、倒れ立ち上がれない高齢者も押せる

■水飲み場
 車椅子の方も飲めるように低いのを設置

 → 子供も利用できる

■エレベーター
 最近、様々な場所で透明なエレベーターを設置しているのは、
 遠くからでもエレベーターがある事がわかるため。

日本はまだまだ遅れているが、
今後、さらにユニバーサル空間ができ、あらゆる人が生活しやすい世界になるといいな。


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森野熊蔵

障害児福祉に関してはスウェーデンが物凄く進んでいるそうです。(税金が高い分、福祉にあててるとか・・)
それに対して日本は知的障害者に関して言えば、養護学校の教室不足、作業所や授産施設の不足、それに伴う人件不足などが現状。それは知的障害者じゃなくてもあてはまる事です。スウェーデンでは学校を出た後、重度の人を含む殆どの人がグループホームに入り、自立した生活を送っています。素晴らしいですよね。
勉強も大事ですが、こういうことも大事だと思うんですよ。先ごろ決まった障害者自立支援法・・・あんなの他国の常識では考えられませんからねぇ。
by 森野熊蔵 (2005-11-29 16:59) 

マリンかもめ

★森くまさん
スウェーデンまではいかなくても、他国では消費税など高いけど、
それに見合った教育や老後等、社会保障がしっかりしている(ようですよね・・・記憶があいまいに^^;)
それに比べてわが国は・・・何か問題が起こらないと動かないし、
困ったもんです。
niceありがとうございます。
by マリンかもめ (2005-11-29 20:41) 

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